【アップデート】Amazon SageMaker Studio がリアルタイムのコラボレーションをサポートするようになりました#reinvent
こんにちは!森田です。
先日 Amazon SageMaker Studio がリアルタイムのコラボレーションをサポートするアップデートがありました。
本記事では、リアルタイムのコラボレーションの機能を実際に試していきます!
アップデートの詳細
SageMaker Studio は、今までもノートブックの共有は可能でしたが、ノートブックで行っている作業(実行結果)などの共有はできませんでした。
今回のアップデートにより、リアルタイムでノートブックの共有が可能となり、作業結果の共有や共同作業なども可能となりました。
では、実際に試していきます!
やってみた
まずは、通常通り SageMaker Domain をセットアップします。
ユーザプロファイルの作成
セットアップ後、動作確認を行うため、ドメイン内に以下のようにユーザプロファイルを2つ準備しました。
これらのユーザプロファイルを利用して、共同で作業ができるかを見ていきます。
共有スペースの作成
今回のアップデートでリアルタイムでノートブックを共有するために、共有スペースというものを作っていきます。
共有スペースは名前の通り、各プロファイルが共有で使える場所となっており、ここに置いたノートブックが共有可能となります。
共有スペースの作成は、以下のようにドメイン詳細→スペースの管理内より作成していきます。
以下のように、スペースには名前をつけることができます。
作成後、しばらく待ち、ステータスがInService
となれば、スペースの利用が可能となります。
test-user-1 で Amazon Studio を起動
では、作成したtest-user-space
の Amazon Studio を起動します。
起動時に、どのユーザプロファイルを使うか聞かれるので、まずは、test-user-1
を選択します。
しばらく待ち、Amazon Studio が起動したら、今回の動作確認用のノートブックを作成します。
test-user-2 で Amazon Studio を起動
同様の手順でtest-user-space
をtest-user-2
で開きます。
ノートブックにコーディングしてみる
では、実際にコーディングを行い動作確認を行ってみます。
ノートブックに記述したコードや実行結果がリアルタイムに別のユーザにも反映されています!
まとめ
Amazon SageMaker Studio がリアルタイムのコラボレーションを試してみましたが、実際に体験してみるととても良い機能だと感じました。
この機能があることで、共同作業が行いやすくなり、今後より SageMaker Studio を多くのユーザに使ってもらえるようなサービスとなったと思います。
結構気軽に始めることもできるので、気になった方はぜひお試しください!